国営造成施設管理体制整備促進事業
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■事業の内容

背景

農業水利施設は、農業生産面での役割だけでなく、水資源の函養や洪水防止などの多面的機能を有している。これらの施設の多くは土地改良区が管理しているが、集落機能の低下や農業従事者の高齢化、構造政策の進展などによる組合員の減少、農地の減少等々、社会経済情勢の変化により、土地改良区の管理体制は脆弱化しつつある。 一方、近年の都市化・混住化の進展に伴い、農業水利施設の持つ多面的機能の恩恵を受ける度合いが増大し、その発揮に対する要請が高まるとともに、国民意識の変化に対応し、環境への配慮や安全管理の強化など、より複雑かつ高度な管理が必要になってきている。

趣旨
このような土地改良区等の置かれている現状を踏まえ、都市化・混住化する域において農家のみならず地域住民を含めた合意の上で、将来の農業水利施設の管理のあり方を幅広く検討を行い、地域における土地改良区等の基盤強化を図っていくことが急務となっている。

目的
本事業では、地域住民が享受している多面的機能の発揮に寄与している農業水利施設とその施設を今後とも適正に管理していく土地改良区等の役割を評価し、管理体制を整備・強化する事を重点に置き、多面的機能等について地域における適切な取り組みを促進する観点から、食料農業農村基本法に謳われたこれらの機能等が地域に定着するまで、県が事業主体となって市町村と連携を図り、土地改良区等の管理体制を整備することとし、それに対し当面(H17年度から5年間)の間、国が助成します。(その後期間が延長されました。)

■ 事業の内容

本事業は、次に揚げる3事業を相互に連携して行うことにより、施設の持つ多面的 機能の発揮や環境や安全に配慮した管理の高度化・複雑化への対応をするため、土地改良区等を対象として県・市町村が連携して国営造成施設等(付帯・関連とも)を管理する土地改良区等の体制整備を図るものです。 、

1.管理体制整備計画の策定(管理体制整備計画策定事業)
(都市化混住化に対応した管理水準、体制等、費用分担など具体的目標の設定と改善方策等)

2.管理体制整備の推進活動(管理体制整備推進事業)

(管理体制の整備を推進するため、協議会の活動等を通じた地域における協議調整や合意形成)

3.管理体制の整備・強化に対する支援(管理体制整備強化支援事業)

(多面的機能の発揮や管理の高度化に係る管理の実践に対する支援)
なお、本事業を進めるに当たっては、新たに「管理体制整備推進協議会」を組織し、関係団体等との合意形成、協議・調整及び連携強化活動等を行います。

■ 事業主体
群馬県(中部県民局中部農業事務所農村整備課)

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